6月9日、ビルボード東京にラスマス・フェイバーのプラチナ・ジャズ公演を見に行って来ました!
以前から気になっていたのですが、初めて生で聴くことが出来ました!
やはり、当日は多くのメディアが入っており、TVの公開収録もされていました。
公演曲の殆どがアニメソングのアレンジらしいのですが、普通に聴いていると、洗練されたモダン・ジャズと何の遜色もないほど素晴らしいサウンドで、本当に感動しました。
【メンバー 】
ラスマス率いる12人+1の編成
ラスマス・フェイバー(MC&フェンダーローズ)
マーティン・パーソン(ピアノ)
カール・バッゲ(オルガン)
マーティン・ホーパー(ベース)
オーラ・ボッゼン(ドラムス)
エミリー・マクイーワン(Vocal)
ニクラス・ガブリエルソン(Vocal)
中島愛(Guest Vocal)
クリスチャン・ハーボーグ(テナー・サックス)
アルベルト・パントン(バリトン・サックス)
ジョナス・ウォール(アルト・サックス)
ニルス・ジャンソン(トランペット)
カール・フリッド(トロンボーン)
【6月9日(土) 2nd公演】
1曲目「わが名は小学生」ディキシー調のイントロから始まる。開始直後からバンドのグルーヴ感とホーンセクションの厚みに圧倒される。2曲目「小さなてのひら」にラスマス氏が登場、MCの後、フェンダーローズで参加。
次にボーカルのニクラス・ガブリエルソンが登場。洒脱にアレンジされた「はじめてのチュウ」を現代のシナトラのごとく、力強くスインギーに歌い上げ、会場のボルテージが一気に高まる。続いて「ルパン三世愛のテーマ」を温かく渋みのある声で聴かせる。ラスマスが下がり、再びインストへ。5曲目「デリケートに好きにして」、6曲目Judy and Maryの「そばかす」を王道のスイングアレンジで小粋に。
ここで二人目のボーカリスト、エミリー・マクイーワンが登場。「Gravity」を情感溢れるバラードで、「Genesis of Aquarion」をジャズワルツで歌い上げる。マーティン・パーソンのピアノソロが素晴らしい。
8曲目は、けいおんの主題歌でもある「GO!GO!MANIAC」を壮大なビッグバンドアレンジで。シング・シング・シングの如く導入部を取り入れたオーラ・ボッゼンのドラムソロで大盛り上がりを見せる。この曲と「そばかす」はトロンボーンのカール・フリッドがアレンジをしている。
続いて、特別ゲストの中島愛が登場。9曲目はラスマス自身がプロデュースを手掛けたことでも知られる、輪廻のラグランジェのメインテーマより「TRY UNITE!」。そして、中島愛の代表的ヒット曲「星間飛行」に続く。再びエミリーが、「風の谷のナウシカ」をボサノヴァで美しく歌い上げ、ラストナンバーの12曲目「銀河鉄道の夜」では、ニクラスが客席を回りながら歌うなど、エンターテイメント溢れるパフォーマンスで会場は大喜び。鳴りやまないカーテンコールが続く。
アンコール1曲目は管野よう子のナンバーより「アイモ ~ 鳥のひと」。中島愛の透明感あふれる歌声と繊細にアレンジされたバンドサウンドが見事に調和されていた。続いてスタンダードナンバーでも知られる「Fly Me to The Moon」、ニクラスとエミリーのツインボーカルで、会場はこの日最高の盛り上がりを見せる。スタンディングオベーションの中、るろうに剣心の主題歌より、大胆にマンボアレンジされた「2/1」をバックに、ラスマス氏のメンバー紹介と挨拶で盛大に幕を閉める。
メロディの知らない曲も多かったのですが、最後まで楽しかった。緻密にジャズとしてアレンジされ、それを一流のプレイヤー達が奏でるバンドの完成度の高さ(個々がメチャクチャ上手い!)には、本当に驚きでした。
MCのパフォーマンスもエンターテイメント豊かで、ずっと聴いていたいような気分になりますね。
きっと時間をかけてアレンジを考えて、入念にリハーサルを重ねてきたのだと思います。
~そして、見られるということを常に意識しているということ~
今日もらったパワーを今後に生かしたいと思います!
本当にありがとう!